社会福祉法人瑞光会

瑞江ホーム

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瑞江ホームだより2021

『瑞江ホームだより』2021年

2021年3月29日

季節は巡って~新たな希望の息吹

 このブログも1月以来となってしまいました。生来の不精に加えて新型コロナウイルス感染症対策を始め用務が重なり忙しさに取り紛れてしまってというのは、言い訳に過ぎないとは分かっていてもついつい口に出して自分を慰めてしまいます。それが余計に恥ずかしく気分も落ち込んでしまうのですが、気がつけば花の盛りの季節になりました。

お隣の春江小学校の桜を始め周りの景色は希望に溢れて光り輝いています。そんな時に大変に嬉しいお便りを頂戴しましたので、紹介させていただきます。

お便りをくれたのは、五十嵐結衣さんです。このブログでも何度かご紹介をさせていただきましたが、小学校6年生からずっと瑞江ホームでボランティア活動を続けてくれました。最近はそれもコロナ禍で難しい中、高校受験にもしっかり取り組んでいるとは伺っていましたが、全文紹介します。

「瑞江特別養護老人ホーム 施設長、職員の皆様

 小学6年生のころから中学を卒業するまで、本当に長い間、お世話になりました。おかげさまで、第1志望だった都立小山台高校に合格することができました。中学3年、受験生として過ごした1年間は素晴らしい仲間と出会えた、必死に努力した、たくさんのことを学んだ、濃い年でした。3月19日には卒業式を迎え、生徒会長として答辞を舞台で読ませて頂き、中学校3年間を無事しめくくることができました。今の私は、瑞江ホームでのボランティア経験があったからこそ存在していると心から思います。少子高齢化が進行する中で、利用者のひとりひとりと真剣に向き合い、よりそっていた職員の方々を今でもよく覚えています。いまの日本を支えているのはこういう人たちなんだと気付かされ、自分の知らなかったことをたくさん教えて頂きました。本当にありがとうございました。これからも、私はもっとたくさんのことに挑戦し、自分の成長のために精一杯努力していきます。コロナでボランティア活動に参加するのが難しいことであると承知しておりますが、機会がございましたら、いつでもお声かけください。楽しみにしています。  五十嵐結衣」

 今の季節に相応しい新たな勇気と希望をこちらが頂きました。職員一同、今後のご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。

ボランティア活動の1コマ

ボランティア活動の1コマ

2021年1月16日

デイサービスの新年ご挨拶

 デイサービスフロアには、職員一同からの新春のご挨拶が掲示されています。それがなかなか素敵なのでこのブログでもご紹介いたします。

 「実るほど頭を垂るる瑞穂かな」と墨字で書かれた隣に説明を兼ねてご挨拶が掲示されています。以下はその全文です。

  「実るほど頭を垂るる瑞穂かな」

 「みのるほど こうべをたるる みずほかな」読み方はこうなります。本来のことわざでは瑞穂ではなく稲穂なのですが、瑞江ホームに掲示しているので瑞穂と変えております。人生の教訓や座右の銘とするなど有名なことわざですね。“頭を垂れる” や “頭の下がる” など表現の異なる言い方もあるようです。

 若い緑色の稲はまっすぐ天に向かってすくすくと成長し、やがて実をつける稲穂に成長します。そのしっかりとした実の重みで自然と稲穂の部分が垂れ下がり美しい黄金色になっていきます。

 この状態を人間に例えて、いろいろな苦労を乗り越え人格形成した者は偉くなっても頭の低い謙虚な姿勢になっていくという意味として表現しています。

 瑞江ホームの象徴でもある黄金色の稲穂。

 この稲穂に恥じぬよう、しっかりとその穂が垂れるほどの成長をめざし、そしてその稲穂のごとく謙虚な姿勢・気持ちを大切に、皆様と大切な時間を過ごしてまいりたいと思います。

 吉兆の 瑞穂“ となりますよう、本年も職員一同頑張ってまいります。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

    令和3年1月  瑞江在宅サービスセンター 職員一同

デイサービス職員集合写真

新年挨拶掲示

2021年1月7日

初詣

 正月3日の日曜日は暮れからの寒波もやや緩み、陽射しのありがたさを感じながら近くの神社へ初詣に行きました。12名のご利用者が交替で今年の弥栄をお祈りしましたが、新型コロナウイルス感染症の早期終息を願う方も多かったことでしょう。

コロナ禍のさなかだからこそご利用者の行動が委縮してしまったり、コミュニケーションがなくなって孤立してしまうことの無いよう、職員は皆、こうした外出の機会を大事にしています。ご利用者の体調管理にはいつも以上に気を遣い、この時期なら寒さ対策を万全にするのは、もちろんです。

それにしてもなんて素敵な笑顔をされているのでしょう。地域の氏神様もこの笑顔に応えて平穏な日常をつくり出してくれるに違いありません。ご利用者の皆様が今ここにいてくれることのありがたさを改めて感じさせてくれる瞬間でもありました。

今年一年皆様が元気に幸せでありますように。

お宮の前で1
お宮の前で2
春江天祖神社
2021年1月7日

正月料理

 お餅は、縁起の良い食べ物として古くから正月には必ずと言ってよいほど食べられてきました。習わしとして定着したのは平安時代の宮中だそうですが、確かにお餅を食べなければ新年を迎えた気がしないという方も多いと思われます。

しかし、特養ホームではこのお餅が悩みの種なのです。お餅による窒息事故で救急搬送される方は東京消防庁管内で毎年100人前後いて、その多くが65歳以上の高齢者とのことです。特養ホームでは加齢による嚥下機能の衰えのみならず、様々な基礎疾患をお持ちの方も多く、どんなにうまく介助してもお餅だけはリスクが高く提供することは難しいのです。

それでもお正月には何としてもお餅を味わって頂くことはできないだろうかと考え、「お餅のムース」を提供することにしました。お餅を粉末状に砕いたうえで形だけを普通のお餅風に固めたものですが、スプーンで触れただけでも簡単に壊れるほど柔らかいものとなっています。それでも元がお餅そのものなので味や食感を楽しむことが可能です。これまでは白玉粉などで代用していましたが、どうしても食感が違います。今年はお餅にさらに一歩近づいたものとなりました。

写真では雑煮の汁に入れずにお餅のムースや青菜が取り分けてありますが、これも工夫の一つです。実は汁のトロミ付けは配膳の段階ではなされていません。一人ひとりに合わせて介護職員がトロミ付けをしたうえで、後からお餅をはじめとする具を加えます。先にお餅を入れてしまうとトロミ付けをした時に形が崩れて何か分からなくなってしまいます。それ以上に大事なのは一人ひとり別々のトロミ付けをすることです。そのことで万が一の誤嚥事故を防ぐ工夫もしています。

元旦と2日の昼食を写真で紹介してみましたが、それぞれ普通食、極刻み食、ミキサー食があり、例えば普通食のお刺身は極刻み食やミキサー食ではネギトロを用いたり、普通食や極刻み食にあるカマボコがミキサー食ではゼリーだったりと細かな工夫がされています。コロナ禍の影響で正月恒例の行事が少なくなる中で少しでも新年らしい雰囲気を感じていただくには料理が一番だろうと思います。

料理の工夫から始まった新年ですが、日々工夫と努力を続けてご利用者の生活を少しでも豊かにできれば幸いです。

1月1日 普通食
1月1日 極刻み食
1月1日 ミキサー食
1月2日 普通食
1月2日 極刻み食
1月2日 ミキサー食
2021年1月4日

新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

 令和3年の年頭の話題の第一は、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大ということになってしまいました。「寒い冬が本当の勝負」とは第2波が収まったときからずっと言われ続けてきたところです。施設のコロナ対策の基本は「ウイルスを持ち込まない。持ち込ませない。」というところに尽きると言っても過言ではありません。その意味ではご利用者や職員が心を合わせて感染対策を行ってきたからこそこれまで瑞江ホームは感染者を一人も出すことなく通常業務を継続できたと思っています。

 しかし、いつ感染者が出てもおかしくない状況に変わりはありません。だから一層気を引き締めて感染予防策を徹底してまいります。それもただ外部との交渉を絶てばよいわけではありません。4月に緊急事態宣言が発出された時も入所者様との面会は原則禁止とさせていただきましたが、看取り期にあるご利用者との面会などやむを得ない場合は実現できるようにしてまいりました。今でも「小人数、短時間、予約制」で実施するとともに、オンライン面会も活用してできる限りご利用者の生活の質を高められるように配慮しているところです。

 ご家族はじめご利用者との面会を希望される皆様にあらためてお願いです。現在のような厳しい感染状況が改善されないうちは、必要性が高くないと思われる面会はできるだけ避けてオンライン面会などの代替手段をご検討ください。また、直接面談する頻度を少なくできる方はそのようにお願いします。迷う場合や面会方法などのご相談はいつでも承りますのでお気軽にお問合せ下さい。「必要があるからご相談がある。」と考えてご相談者の希望に沿った解決策をできる限り提案できればと思っています。

 それでも今より以上に厳しい状況になったときに面会禁止もやむを得ないと判断すれば躊躇なくその措置を講じることが施設の使命でもあります。願わくばそうしたことの無いよう一人ひとりの力を結集して感染拡大を抑え込むことに力を注いでまいりましょう。

 振りかえって今年がコロナ禍を乗り越えて明るい幸せな一年であったと言えることを心から願って年頭のご挨拶といたします。

2020年12月28日

ダイニングテーブルが新しくなりました

 コロナ対策は様々な場面でご利用者の生活様式にも影響を与えます。とりわけ食事について特養ホームやデイサービスでは時間を決めて会食形式で行うことが通常なので、対面する相手と距離を取ることを求められます。さらに食事の場所は日中の主たる生活の場所でもあります。つまりリビングダイニングルームです。ですからテーブルは部屋の主役であり、単に機能的であればよいのではなく、場合によっては一日の気分をも左右するほどの影響力も持ち得ます。

瑞江ホームでは、特養ホーム・デイサービスともに30年余り前の創設以来テーブルは変わることなく使い続けてきましたが、この際すべてを一新することとしました。

デイサービスでは幅180cm×奥行120cmの幅広のテーブルを揃えました。安心感のある木製で天板も厚く重量感がありますが、片側2脚にキャスターを取り付けることにより一人でも移動が可能です。以前のテーブルは折り畳み式だったこともあり、安定感も増したようです。テーブルの脚も天板と同じ素材で作られているので明るく落ち着いた雰囲気になりました。介護用に特化したものを選んでよかったと思っています。

特養ホームのテーブルはさらに工夫しました。食堂スペースに限りがあるうえ、車いすの利用者が大半であり、その車いすの大きさ・高さ・形状もバラエティに富んでいるので、効率よく皆がテーブルにつくことができ、形や高さを変えることも可能なものをと考えました。行き着いたのは、2つのテーブルの長辺を合わせると直径180cmの円内にピタリと収まる正六角型になる大きさの台形テーブルでした。正六角型にして使う時は、6人が座る一辺の幅は90cmで十分な大きさがあります。対面する相手との距離は最低160cm以上とたっぷりあり、ラチェット式の脚の高さは20mmピッチで10段階に変えられる優れものです。こちらも片側2脚にキャスターをつけたので移動も楽になりました。

1つだけを壁に向けて使っても3人が一緒なので孤独感がありません。色はデイサービスと同じ明るい茶色で、同系色の床とマッチして明るくなった気がします。実際ご利用者から「明るく良くなった。」との声が聞けましたし、先日は介護福祉を勉強中の実習生からも「古いテーブルの時は間の空間が非効率に感じていたが、テーブルが変わってご利用者同士、あるいはご利用者と介護職員とのコミュニケーションも取りやすくなったように感じた。」との感想もいただきました。

コロナ対策の基本は「ウイルスを持ち込まない。持ち込ませない。」ということにありますが、生活様式も含めて見直す機会にもしていければと思っています。地道に着実に幅広く対策をしながらコロナ禍を乗り切っていきますので、これからも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

特養テーブル

特養テーブルでの様子

デイサービス テーブル

デイサービス テーブルでの様子

2020年12月25日

iPad効果

 この度新たにiPadiPad Pro 11)を使ってのビデオ通話によるご家族との面会を実施しました。前とは違って利用者様が居室でビデオ通話ができ、また画質が格段に向上しました。ご利用者も「すごい。昔はこんなのなかった。こんなにくっきり映るんだね。」と驚かれた様子でした。また、ご家族からも画質がきれいで、久しぶりに居室の様子が見られてよかったとの喜びの声があり、初めからiPad効果を実感できたようです。

コロナ禍の中で始まった試みの一つですが、オンラインによる面会はコロナが終息したとしても活用できれば効果が大きいと感じています。今回iPadを装備して手軽で質の高いオンライン面会の環境を整備できたことは、大変ありがたいことですし、業務の合理化や品質向上にも大きな推進力となることは間違いありません。

新型コロナウイルス感染症は私たちに様々な課題を突き付け続けています。感染すれば重症化しやすいとされる高齢者施設でどのような予防策を取るべきなのか、万一感染者や感染の疑いがある者が出た場合にはどのように対処したらよいのか、一度決めればそれをやり続ければよいとも限りません。国を挙げて議論された結果に従いながら、瑞江ホームの実態に合わせて個々に具現化すべき形は何かを判断していかなければなりません。その時大事なのは、「思いやる心とその実践」という法人理念を常に念頭に置くことだと思っています。例えば感染防止のために人との接触をなるべく控える方が良いということは分かりますが、その結果、家に閉じこもってコミュニケーション能力や活動機能が一気に落ちてしまうということがあっては逆効果です。その人らしい生活を続けるには何が必要かを考えながら感染防止策を実行することが法人理念にも沿うことだと思います。職員にとっても、勤める施設が担う役割と目標が明確であることが「働きやすい職場」の第一の条件ではないかと思います。

瑞江ホームはこれからもご利用者やご家族の共感を得ることを最優先に事業を進めてまいる所存です。

 

     写真の一部を修正しています。

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