社会福祉法人瑞光会

瑞江ホーム

〒132-0011 東京都江戸川区瑞江1丁目3番12号
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瑞江ホームだより2019

『瑞江ホームだより』2019年

2019年12月9日

富士山を望んで

先日、三浦半島の葉山町にある全国社会福祉協議会の研修施設に行ってきました。4泊5日の研修はそれなりに濃密で久しぶりに学生気分を楽しむわけにもいかなかったのですが、全国から150名余りの方がご一緒でしたので何人かの方とは打ち解けた話もでき新鮮な経験をさせてもらいました。

朝と夕方に近くの展望台から望む富士山がまことに見事でした。ちょうど葉山の御用邸の方角にあたり、上皇様、上皇后さまがご滞在中はよく散歩されたという一色海岸の向こうに雄大な富士山を望むことができました。とりわけ夕景は印象的でした。日没には間に合いませんでしたが、残照に浮かぶシルエットは幻想的でした。山が好きだというご利用者にお見せしたら、とても気に入っていただけたようなので印刷して差し上げようかと思っています。

ご利用者はふだんなかなか外に出かける機会を持つことが難しい中でも、天気がよければなるべく外出の機会を増やそうと職員も頑張ってくれています。それでも直接富士山を望むというわけにもいかないので、写真で楽しんでいただくのもよいのではないかと思います。写真に限らず疑似体験で楽しむ工夫もあってよいと思うのですが、何か良い知恵がありましたらお貸しいただければ幸いです。

 

今年も残り少なくなってまいりました。そろそろインフルエンザの警戒も強めないとなりません。ご利用者も職員も全員10月に予防接種を行いましたが、気を緩めずにいきたいと思っています。ご家族や地域の皆様もお元気に年の瀬を過ごされますことをお祈りしています。

富士山(朝)

富士山(夕)

2019年11月26日

今年もハロウィン

 今年も瑞江ホーム東部認証保育所の子どもたちがお化けの仮装をして瑞江ホームにやってきました。いつもは2歳児クラスの子どもたちだけで来てくれるのですが、今回は0、1歳児クラスも大型のベビーカーに乗って一緒に来てくれました。園長先生と担任の保育士さんたちも園総出です。いつものように各フロアを回って手遊びを披露してくれた後、利用者さんからお菓子をもらいます。

 「かわいいねえ」とそれしか言葉が出なくとも皆さん心の底から感動している様子がよくわかります。走って握手をしに来てくれる子も多く、いつまでも触れ合っていたいと思うことでしょう。お年寄りにとって幼児はスーパーヒーローだと思っていたら、幼児にとってもお年寄りは憧れなのかも知れないと考え直しました。三世代同居が少なくなって自分の祖父祖母に会うことも特別な機会なのかも知れません。子どもたちが豊かな情操を育むためにお年寄りとの触れ合いはとても大切な機会なのだろうと思います。次に会うときはどんな成長を見せてくれるのか、本当に楽しみで仕方ありません。

 

 ところでハロウィンの衣装が年々よく考えられ、子どもたちそれぞれに似合ったものになってきた気がします。購入される方もいれば、手縫いで作られる方もいるとのことですが、どれも良く似合っているのです。愛情が込められた衣装にも感激してしまいます。大変でしょうが、次も園総出で来てくれないかなと期待しています。それまで風邪など引かず元気で過ごしてください。

2019年10月29日

お見舞い申し上げます

 9月9日早朝千葉県に上陸した台風15号、1012日夜に静岡県伊豆半島に上陸した台風19号、さらに1025日には低気圧の影響により千葉県でわずか半日で1か月分の雨が降り、いずれも甚大な被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 幸い瑞江ホームは大きな被害はありませんでしたが、台風15号が過ぎ去った9月10日深夜帯に短時間の豪雨があり5階のベランダから浸水する事態がありました。台風15号の大風で吹き寄せられた落ち葉などが排水溝を詰まらせたためでした。台風の時は何もなくても次には支障が出てくることがあるので見えないところもよくよく点検しないといけないと反省させられました。

 また、台風15号は千葉県に甚大な被害を与えましたが、瑞江ホームと同じ社会福祉法人瑞光会が運営する袖ヶ浦瑞穂特別養護老人ホームが袖ヶ浦市にあり、こちらは長時間の停電の中で大変な苦労を強いられました。9月9日から11日までは外部との連絡もままならず、その間は酷暑が続き大変だったとのことですが、幸いにも職員が皆駆けつけてくれ、人手に困ることはなかったとのことでした。自宅が損壊の被害を受けた職員もいたとのことでしたが、何よりもご利用者を第一に動いてくれたとの事、本当にありがたいと思います。見習っていきたいと思います。

 結局、水道は9月14日に、電気は9月17日に復旧しましたが、それまで給水活動に尽力された自衛隊小松基地やかずさ広域水道事業団の皆様、9月12日に電源車を運び入れ電力供給を行ってくれた中国電力倉敷営業所の皆様には感謝申し上げます。

 瑞江ホームもいつどのような災害に遭うか予測はつきません。現に1012日の台風19号の時は江戸川区の新中川以西に避難勧告が出されました。建物の補強や備蓄はもちろん大事ですが、日頃から地域の中で良好な関係を保ちながら決して孤立することのない皆様に愛される施設であるように努めてまいります。

中国電力の皆様へ

高圧発電機車

自衛隊小松基地の皆様

2019年10月29日

継続する力

イギリスで

 春江中学校2年生の五十嵐結衣さんが瑞江ホームで毎週ボランティアを続けて2年が経ちました。まだ小学生だった2年前と比べると見違えるように背も伸び、随分と大人になったと感じます。もともと、とてもしっかりした考え方をお持ちのお嬢さんですが、2年間も継続してボランティア活動を行うのは並大抵のことではありません。中学生になると以前とは比べ物にならないほどやることも増えて大変だと思うのですが、その根性には頭が下がります。

 「これまでもうやめたいと思ったことはありませんか?」と敢えてお尋ねしましたら、「そういうことは全くありません。」と即座に答えていただきました。「ホームでお年寄りとお話しするのが楽しい。会話が難しい方でも表情や仕草で何がおっしゃりたいのか、何となく分かります。それに職員の方が皆親切で何でも教えて下さるので、それも楽しくできる大きな要因です。私は何でも知りたい方ですから。」と話してくれました。

 その時分かったのですが、江戸川区の青少年の翼事業で723日から8月3日までイギリスに行ってきたのだそうです。青少年の翼は、区内の中高生を海外に派遣し、雄大な自然に触れたり、文化体験や世界の人々との交流を通して「国際人」「地球人」としての意識を持ってもらうことが目的で、派遣後は、一人ひとりが国際交流活動の担い手として活躍することが期待されています。それだけに毎年多くの応募があると聞いていますし、厳しい選考もあっての派遣という結果は嬉しい限りです。きっと持ち前のやる気と頑張りで現地でも多くの人と交流し、素晴らしい体験とかけがえのない仲間を作ってくれたことでしょう。そんな五十嵐さんが楽しいと言ってくれた瑞江ホームをもっと楽しく生活しやすい施設にするために努力しなければいけないと改めて思ったことでした。

 五十嵐さんの一層のご活躍を心から願っています。

帰国報告会

2019年9月20日

笑顔いっぱい長寿の集い

 9月14日土曜日に開催しました。ご利用者のご長寿をお祝いするとともに社会に尽くしてこられた皆様に敬愛と感謝を表するため、ご家族、近隣町会の役員の方々、民生委員の皆様など大勢がお越しくださいました。

 また、斉藤猛江戸川区長さんがお見えくださり、ご利用者の皆さんを大いに元気づけてくださいました。今年4月に区長に就任されてから初めての瑞江ホーム訪問となりましたが、「実は福祉部長時代に何度も訪れているので皆さんにお会いするのをとても楽しみにしていました。」とご挨拶されていました。ご利用者を代表して植田絹代さんからお礼の言葉が述べられると、区長さんはまるで手品のように素敵なレイを取り出して植田さんの首にかけてくださいました。植田さんもちょっと驚いた様子でしたが、とてもうれしそうに笑顔で応えていらっしゃいました。

 お楽しみの演芸では、根本紗恵子先生とマカレフアの皆さんによるハワイアンフラダンス、鈴木国江先生と鈴波会社中の皆さんによる日本舞踊、須賀妙子先生と花みずきの会の皆さんによる唱歌が披露されました。会場の皆さんも一緒に手を動かしたり歌を口ずさんだりして大いに盛り上がっていました。最後の職員有志による盆踊りでもたくさんのご利用者が曲に合わせて手を動かしたり歌ってくださいました。なかには職員の輪に加わる方もいてとても楽しい会となりました。

 終了後に手作りのお赤飯とみそ汁を召し上がっていただきながら、参加ご家族と職員で懇談会を行いました。ご家族からは職員への感謝の言葉が多く聞かれ、うれしい限りでした。これからもご利用者とご家族の思いに応えて努力いたしますので、変わらぬご厚情を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

マカレフアの方によるフラダンス

鈴波会社中の方による日本舞踊

花みずきの会の方によるコーラス

職員による盆踊り

2019年8月19日

改修工事、順調です。

幅が広くなったトイレの扉

車いすでも入れるようになったトイレ

 4月から瑞江ホームの内部改修工事を行っています。平成元年9月1日の事業開始以来、大きな改修は初めてですが、今回は内装を全面的に改めることとしました。

 30年の間には当初と比べると大きな状況変化があります。開設当初は車いすをご使用になる方はまだ少なく、そのため居室のトイレなどは車いすの入れる幅ではありませんでした。今回の改修で車いすごと中に入ることができ、便座も新しくなって気持ちよく使用できますというお声をいただきました。

 また一見して変わったなと思われるのが明るさです。LED照明に替えて省エネに配慮するとともに照度をアップしました。現在は改修が終わったところとまだのところが両方見られますのでその違いがよくわかります。ご利用者のお顔が喜びで明るくなったのはもちろんです。

 目に見えないところも改修を行っています。7月末には1日断水とさせていただきましたが、5階まで全館を貫いているメイン給水管の取り換えを行いました。当日はお弁当でのお食事となりましたが、いつもと違う珍しさでかえって食が進んだという方もいらっしゃったようです。給水管などは中の状態を確認することが難しく、一旦破損などがあれば甚大な影響を被る恐れがありますので、今回の改修工事の目的の大きな一つだったのです。

 

 廊下の手すりも新しくなり、ちょっとしたことでも気分が違ってくるようです。工期は11月いっぱいですが、まだまだ続きます。ご利用者の皆様にもご不便をおかけしますが、皆様のご協力のおかげで極めて順調に進んでいることをご報告させていただきます。

新しくなった廊下の手すり

新しくなったトイレの便座

2019年7月3日

初任行政研修

手紙(イメージです)

 国家公務員の初任者を対象に1週間の介護施設等での実習を含む初任行政研修が行われています。瑞江ホームでも毎年受け入れていて、今年は3名の研修生が6月の初旬に来てくれました。先日、その3名のお一人おひとりから丁寧なお礼状を頂戴しました。

 少し紹介させていただきます。

 「国家公務員として働く中で、自分が誰を相手にして、誰のために働いているのかということを掴みづらいと感じる時がありました。しかし、この研修を通して、私は、施設利用者の方々や職員の方々のように時には仕事に集中したり時には休んだりしながら毎日を生きている一人ひとりの国民を相手としていくのだということを悟りました。」

 「これまでは介護の現場にあまり明るいイメージはなく、入所している方々についてもコミュニケーションは取れないと思っていました。しかし、実際に入所者の方々と接したり、職員の皆様が明るく職務に取り組んでいる様子を拝見したりしたことで、現場へのイメージのみならず、高齢化社旗の展望についても前向きに考えることができるようになりました。」

 「私は現在の日本の介護の現場には改善すべき点が多々存在していると感じています。足腰に負担のかかる作業がほとんどで、これは私が第一に改善すべきと感じたことです。現在の要介護者の増加に反比例して職員の数が減少しており、国として効果的な政策を打ち出せないかと痛感した次第です。こういった経験を踏まえ、現場や国民の声をしっかりと政策に反映できるような公務員でありたいと思っています。」

 将来の中核を担うと期待されている皆さんだけあってしっかりと観察し、理解し、自分のものとしていると感心させられました。そして3人が共通して述べているのは、ホームの利用者の皆さんが前向きに生きておられることであり、何より「ありがとう」と言われたときの喜びを感じてくれたことでした。より良い日本をつくるために心強いことだと思います。こうした仲間の輪をさらに大きくしていくためにも、ご利用者の皆さんの自立を支え自分らしい生活ができるよう援助する私たちの役目は大切なものだと思います。たとえそれが遅々とした歩みに見えようとも止まらずに一歩一歩歩んでいきたいと願っています。

2019年7月1日

デイサービス

真剣にレクリエーションに取り組みます

歓迎のデコレーション

 瑞江ホームは、重度の介護を必要とする高齢者ができる限り自分らしい生活ができるよう必要なサービスを提供する施設です。当然ながら住まいとしての性格を有しています。しかし、それだけではありません。介護の度合いに関わらず介護者の都合も考慮して短期間だけ宿泊しながらホームの提供するサービスを利用するショートステイや日中送迎を伴って食事や入浴あるいはレクリェーションなどのサービスを受けながら過ごせるデイサービスも併設されています。

 このうちデイサービスは施設の訪問者が最もよく目にするサービスであろうと思います。瑞江ホームでも1階の多目的ホールを使ってデイサービスを行っていますので、訪問された方はどなたも見ることができます。皆さんで食事をしたり、ゲームで楽しむ風景などが日常的に見られます。そのためデイサービスは、ホームの看板事業でもあるのです。玄関を入ると事務室のすぐ先にあるホールの入り口に歓迎のデコレーションが目につきます。月替わりでデイサービス部門の職員が手作りで飾ってくれるのですが、瑞江ホーム全体の利用者・訪問者への歓迎の意思をよく伝えるものにもなっています。

 どこのデイサービスでもそうなのかも知れませんが、デイサービスのメニューの中で特に重視している一つが入浴サービスです。高齢になるにつれ身体や認知機能が衰えると清潔を保ちリフレッシュできる入浴の生活習慣もおっくうになりがちです。瑞江ホームでは発熱などの不調がないかチェックし、身体機能の状況に応じてリフトを使ったりしながらお一人ずつ丁寧に入浴してもらいます。入り口には「みずえ温泉」の手書き表示がありますが、もちろん温泉法に基づく表示ではありませんのでご容赦ください。自宅での入浴が困難になった方にとっては週1~2回の入浴は必須と言ってもよいと思います。介助しながらの入浴には身体を清潔に保つほかにもう一つ大事な目的があります。それは身体の状態を観察して異常の有無を確認することです。皮膚が乾燥していないか、傷がないか、病気やけがにより腫れたり赤くなっていないか、時には褥瘡ができていないかなどをチェックする貴重な機会でもあるのです。異常があればご本人やご家族にお知らせして医療機関の受診を勧奨したり、軟膏の塗布などの対処を行ったりします。

 入浴の介助を行ううえで気をつけていることは、まず安全を優先することのほか、ご自身でできることは自分でやってもらうことです。隅々までお世話することが「良い介護」と思われがちですが、そうではありません。自分ができるにもかかわらず人にされると恥ずかしいと思われることをしてあげるのは逆効果ですし、できることを自らすることでADL(日常生活動作)の維持向上に役立ち介護の目的に適うのです。

 入浴のほかデイサービスでは送迎、食事、レクリェーションなど様々なサービスメニューがあり皆様のご利用をお待ちしています。外出したり、人と話す機会がガクンと少なくなったというような方はぜひデイサービスの利用を検討されてはいかがでしょうか。

レクリエーション

入浴施設

2019年6月28日

夏野菜

瑞江ふれあい寄席

 夏野菜の代表格というと何でしょうか?あるアンケートのランキングではトップ3はトマト、枝豆、キュウリだそうですが、昔からの伝統感覚で言うと茄子とかぼちゃの方に軍配をあげたくなるのは私だけでしょうか?

 実は6月の瑞江ふれあい寄席では茄子とかぼちゃが2人の演者によって登場させられたのをみてふとそう思いました。栄養士さんによると茄子は古くから身体を冷やす作用があると言われていて夏バテ防止や食欲増進に効果があるほか、近年は抗酸化作用による老化防止や認知症予防効果も期待され、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防も手助けしてくれる野菜だそうです。一方、実が黄色いかぼちゃは体内でビタミンAに代わるβ―カロテンを豊富に含み粘膜や皮膚の抵抗力を高める働きがあるそうです。そのためかぼちゃを食べると風邪をひかないといわれているとのことです。またかぼちゃの食物繊維は善玉菌を増やして腸内環境を整え、便秘を防止したりダイエットにも良いそうです。ほかにもバランスよくビタミン類が含まれ健康によいといわれます。

 そんな茄子とかぼちゃですが、昔から落語などでも親しまれている野菜です。今回演じられたのはまず千弦家こまりさんの三味線で端唄の「茄子とかぼちゃ」。夏の畑で茄子とかぼちゃが喧嘩するというコミカルな曲ですが古く幕末から歌い継がれているそうです。三崎家桜の輔さんは落語「茄子娘」。禅寺の和尚さんが大好物の茄子を育てながら「大きくなったら私の菜(さい)にしてあげる。」と毎日世話をしていたところ、ある夜美しい娘が訪ねてきて「私は茄子の精です。和尚さんが大きくなったら私の妻(さい)にしてくれるというのでやってきました。」という。仏に仕える身では頼みは聞けぬと断るものの肩を揉ませているうちに近くの落雷で二人はしっかりと抱き合い……。

 この辺の描写が聞かせどころなのですが、文章では味がありません。興味のある方は一度瑞江ふれあい寄席へお越しください。電話をいただければ次回の予定をお知らせします。脱線してしまいました。修行の足りなさを痛感した和尚さんが旅に出て五年後寺に戻ると、「お父様」と呼びかける4、5歳の女の子が「茄子の娘」と名乗り、和尚さんは我が子と悟ります。一人で大きくなったという娘の言葉に「はは~ぁ、親はナスとも子は育つ。」とダジャレのオチでした。瑞江ふれあい寄席でかぼちゃの方は、与太郎が唐茄子(かぼちゃ)を売り歩く「かぼちゃ屋」で何度も登場しています。いずれにしても茄子やかぼちゃは昔から庶民に親しまれ愛された野菜なのでしょう。

 瑞江ホームの献立にも旬の野菜をできるだけ取り入れるようにしています。できるだけ馴染んだ味でおいしく召し上がって頂きたいと願っています。利用されている皆さんに楽しんでいただける食事を目指して精進していきたいと思いますのでお気づきの点がございましたら遠慮なくご意見をお寄せください。また皆様の家庭でも参考にしてもらえるような瑞江ホームでの食事の考え方もお伝えできればとも思っています。どうぞよろしくお願いします。

旬の野菜を取入れる瑞江ホームの献立

千弦家こまりさんによる「茄子とかぼちゃ」

2019年6月16日

小岩菖蒲園外出

小岩菖蒲園の回遊式庭園

車いすで散策しました

 梅雨入りも近いのかなと思わせる天候不順が続く中、暑い位の晴れ間に小岩菖蒲園に外出を楽しみました。菖蒲園まつりも終わり間近でしたが約50,000本の花菖蒲はまだまだ見頃で回遊式の庭園には多くの人が訪れて花を愛でていらっしゃいました。

 いつもデイサービスや老人ホームなどのご利用者の車が多く、車いすをヘルパーさんなどが押して歩く姿が目立ちますが、仲睦まじく寄り添って歩くご夫婦も目につきます。私たちのグループでもご主人が入所の奥様の介添えをして車いすを押してくださいました。車いすの乗り降りには職員の手を借りていますが園内はずっと付き切りでお世話されている姿はまことに微笑ましく幸せそうでした。

 いずれの菖蒲田にもオタマジャクシがかわいらしい姿を見せて泳いでいましたが、小さな池で懸命に目の詰まった網で掬いあげている方に出会いました。よく見ると普通のオタマジャクシよりはるかに小さなものでした。一見すると小さなごみに見えてしまいますが、間違いなくオタマジャクシです。その方もどんなカエルになるのか見当もつかないけれど育てるのが楽しみだと話されていました。

 今年はムジナモの展示もありました。菖蒲園の一角にムジナモ発見百周年記念碑があり、この発見により世界に名を知られることとなる植物学者牧野富太郎により偶然発見された逸話が残されています。今は日本の野生種は絶滅したとされていますが、ムジナモ保存会の方々が展示していました。食中植物だそうですがどうやって虫をとらえるのでしょうか、見てみたいですね。

 花菖蒲の中で何人もが初めて見たと言ったのは、「金冠」と名のついた交配種で鮮やかな黄色が印象的でした。

 

 前にも書きましたが江戸川河川敷のため隣に広い駐車場があり、車いす等の利用者にとってはまことに便利な場所です。区外からも多くの利用者が訪れます。これからも末永くあの占める種瀬であり続けてほしいと思います。

車いすで散策しました

小さなオタマジャクシ

ムジナモ

鮮やかな黄色の花の「金冠」

2019年5月29日

瑞江ふれあい寄席の「音曲」

音曲の小柊さん

千弦家こまりさん

 第23回目のふれあい寄席には音曲の小柊(こしゅう)さんが初めての出演をしてくださいました。三味線にあわせて「越後獅子」「春はうれしや」「新土佐節」「木遣くずし」「奴さん」を唄ってくださいました。このうち「越後獅子」は長唄なのでさわりを少しだけ聞かせていただきました。ほかは端唄の代表曲ばかりです。

 聞いているうちに、ふれあい寄席の三味線でいつも出演してくれる千弦家こまりさんとは曲の雰囲気が大分違うことに気がつきました。こまりさんは「梅は咲いたか」のような端唄も唄いますが、盆踊り歌や田踊りなどのどちらかというと民衆の素朴な生活の中で歌い継がれてきた民謡が多いようです。もっとも歴史の古さとは関係なく東京音頭のように誰もが知っていて唄い踊ることのできる曲を数多く演奏してくれますが。小柊さんは、同じ邦楽でも古来からの唄い方や演奏法を踏襲するよりは、そのエッセンスだけを取り出して洗練させてきたものが多いように思われます。まさしく「江戸の粋」を象徴していると言っていいでしょう。江戸時代の遊郭を中心に発展してきた唄も多いのではないでしょうか。江利チエミや美空ひばりといったプロ中のプロがカバーしている曲があるのも頷けます。

 江戸川区教育委員会が主催して区立中学校の邦楽観賞教室「日本のしらべ」が行われています。超一流の講師による演奏や唄、踊りを見る・聞く・触れることにより日本の伝統文化への理解を深める目的です。瑞江ふれあい寄席の音曲も同じとは言いませんが演者の深い思いが伝わってくるような気がします。こまりさん、小柊さん、機会があればこれからも日本文化の伝統に触れることのできる素敵な音曲を披露していただきたいと利用者の皆さんと一緒にお待ちしています。

2019年5月24日

花見

春江の森公園の桜の様子

春江小学校の桜の様子

 この間、いつになく長く楽しめた桜も終わり、世の中も平成から令和へと移り変わって何か新たな機運が満ちているような気になるのも無理からぬところかも知れません。それでも少しばかり前を振り返ってみたいと思います。

 桜の名所は区内にたくさんありますが、瑞江ホームの近くには篠崎水門や篠田堀といった古くからの名所のほかにも隣接する春江小学校や春江の森公園など手軽に楽しめる桜がいっぱいです。入所されているご利用者が桜を見にちょっと外へというのは格好の気分転換になるのはもちろん食欲の増進、筋肉の拘縮防止やコミュニケーションの活性化といった良いことづくめの効能があります。ただし、皆さんがそろって出かけるのはなかなか大変です。防寒、排泄、水分補給をはじめ様々な準備を整えて、さらに留守部隊の生活リズムにも支障のないようにしなければなりません。そのため瑞江ホームでは大規模なお花見はなかなか実現できませんが、天気の良い日にはちょっとした暇に少しずつでも散歩に出ることを心がけています。

 右上の写真は3月27日で春江の森公園、右下の写真は4月2日で春江小学校脇ですが、いずれも見頃の桜です。この後も1週間くらいは見頃の花を楽しむことができました。

 通常、ほぼ満開の桜を楽しめるは1週間位と言われますが、今年は五分咲きから花吹雪まで2週間近くは楽しめたのではないかと思います。

 「願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」は西行法師の辞世の句であり、それに違うことがなかった生き様に憧れを抱いてきたものですが、最近は少し考え方を変えてみました。自分の人生の可能性を広げつつ、今こそがその頂点と思われるときに死ぬのならその時が自分にとっての春であり、望月に相違ありません。死を前にして今が春と思えるような生き方を積み上げていけるか、自信はありませんが毎日を楽しく過ごすためにできることを少しずつ行っていきたいと思います。

 もう一度写真を見てください。花の下の皆さんは「今が春」というお顔をされています。瑞江ホームではずっとそのお顔でいてくれるようお世話できればいいと願っています。そしてご利用者の皆さんに励まされて私たちも春を迎えるのだと思います。ご一緒に歩み続けてまいりましょう。

2019年5月22日

似顔絵

フロア職員の似顔絵

 長くご無沙汰をしてしまいました。瑞江ホームに特段の変わりがあったわけではなく、ひとえに筆者の不調法によるもので深くお詫びいたします。

 瑞江ホームで最期のときを過ごされ、ご家族に見守られながら静かに息を引き取られた方の娘さんからお手紙を頂戴しました。お世話させていただいたことへの感謝の言葉に添えて、フロア職員全員の似顔絵色紙と一人ひとりの似顔絵入りの栞が丁寧な手作りで同封されていました。これに勝る感激はありません。廊下に貼ってあるスタッフの顔写真を見て作ってくださったそうです。なかには写真のないスタッフもいるので写真を送ってもらえれば追加で作ってお持ちくださるとの言葉も添えられていました。その気配りには感心してしまいました。

 終末期のケア(ターミナルケア)が終わると、その良かった点・悪かった点について関わった職員が「振り返り」を行います。ご家族が頻繁に面会に来てくださったこと、ご家族との連携が良くお持ちくださった好物を食べやすい形状にして提供できたこと、嚥下障害に対しては吸引や口腔ケアなどをこまめに行うことができたことや好きな音楽を流すなど少しでも心休まる環境づくりに努められたことなどが良かった点でした。反省点としては褥瘡ができてしまい予想以上に悪化が速かったので初動対応が遅れたことが挙げられましたが一方で日々の介護対応が悪化を防いだことも指摘されました。

 介護に万全は恐らくありません。しかし、自分たちが真摯に振り返りを行い、また日々の介護に真摯に向き合うことがご利用者様が「自分らしくより良く生きる」術なのだろうと信じています。どうかこれからもスタッフを見守って頂き、遠慮なくご意見ご要望をお寄せ下さるようお願い申し上げます。そのうえでご評価いただける点をお伝えくだされば望外の喜びです。その日が来ることを密かに念じつつ一日一日を過ごして参りたいと思います。

2019年2月17日

チャレンジ・ザ・ドリーム

 江戸川区の中学校2年生に実施する職場体験「チャレンジ・ザ・ドリーム」を受け入れました。特養ホームでは今年度2回目となります。今回は篠崎中学校の女子生徒5人が1月下旬の水曜日から土日をはさんで翌週火曜日までの1週間でしたが、入居者の皆様に楽しい日々をプレゼントしてくれ、感謝申し上げます。また素敵なお礼状を頂きましたのでご紹介します。

 「お年寄りのお世話や共に仕事をさせていただいたことで、学んだことがあります。仕事を精一杯やると、ちゃんと誰かに感謝してもらえることです。『ありがとう』と言ってもらえて、御世話も仕事も最後まで頑張ることができました。このチャレンジザドリームで体験したことをこれからの自分に生かしていきたいです。」

 「今回の体験で私は人と関わること、特に高齢者の方との関わりを通して相手を信頼してコミュニケーションを交わすことを学びました。『生きているだけで素晴らしい』という考え方を教わったことで、人との関わりについて明るく考えられるようにもなりました。また、職員の方々がご入居者様を思う温かい気持ちから、大きな『愛』や『温もり』が感じられ、私の心も深く、豊かになった気がしました。私がこれから夢への道を歩むにつれて、たくさんの人と関わります。その際、相手の表情や目を伺い、心を通わせることでよりよい人間関係を築いていきたいと存じます。」

 「私は今回の職場体験で『あきらめないことの大切さ』を学びました。部屋や廊下のそうじや冷たい水でのお皿洗いで『疲れた』と思った時も最後までやり切ったら皆さんに『ありがとう』『お疲れ様』と言っていただき、うれしかったです。この職場体験での体験を自分の将来につなげていけたらと思っています。」

 「今回の職場体験で私は、色んな人とコミュニケーションをとることができました。普段お年寄りの方と関わる機会が少ないのでとても良い体験になりました。お仕事の大変さ、コミュニケーション能力、仲間との協力とたくさんのことを学ばせていただき、ありがとうございました。老人ホームで学ばせていただいたことはすべて、これからの自分の人生に生かしたいと思います。五日間で学んだことは全部大切な思い出です。」

 『私は5日間の貴重な時間の中で挨拶の大切さ』を学びました。はじめは自分からなかなかできなかったけれど、慣れていくうちに自然にできるようになりましたし、とてもいい経験になったので良かったと思います。これらの経験を学校生活や日常生活などに生かしていければいいと思います。」

 

 このように素晴らしい体験をしていただき心から嬉しく思い、ありがとうございました。また瑞江ホームにとっても貴重で楽しい日々でありました。いつかまたお会いできる日が来ることを楽しみに、この体験を生かしてそれぞれの夢に向かってさらなるチャレンジを続けて行かれるであろうことを瑞江ホームの利用者様も職員一同も皆で応援しています。

2019年1月15日

新年のご挨拶

初詣に出かけました

 明けましておめでとうございます。

 いよいよ平成最後の年が始まりました。思い起こすと平成の元号が発表されたときに、小渕恵三内閣官房長官(当時)の述べた名前の由来は『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経(偽古文尚書)』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味ということでした。

 当時はバブルの絶頂期でしたが、ひとたびリーマンショックの激変に見舞われると人々は経済的な豊かさよりも生活の安定や心の豊かさに一層目を向けるようになったと言われます。介護問題を始め少子高齢化に伴い様々な社会問題が明らかになると、個人や企業がバラバラに対処していくだけでは全く対応できず、今日でいう地域共生社会、高齢者も障害者も子供も誰もが住み慣れた地域で最期まで尊厳を持って生活できる社会の実現が望まれるようになってまいりました。

 瑞江ホームは平成元年の創設以来、平成とともに今日まで歩んでまいりました。時代のうねりの中で紆余曲折はありましたが、総じてご利用者の満足を得つつ、平和な歩みを続けて来られたのではないかと思います。これからは昨年30周年を機に新たに制定されたロゴマークの瑞穂のように事業を発展させながらご利用者や職員がみずみずしく健やかに生活できるよう一層の努力を傾注したいと思います。

 

 どうか平成最後の年が皆様にとりましてよい年となりますよう、お祈りをして新年のご挨拶といたします。

あけましておめでとうございます

瑞江ホームのロゴマーク

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